野鳥撮影用として、高倍率レンズ一体型カメラとしてキヤノン「PowerShot SX70 HS」を持っている。
SX70 HSは、ファインダー(EVF)の見やすさと手ブレ補正については、概ね満足できるレベル。
だが、オートフォーカスについては大きく不満。野鳥撮影で、林の中などでは奥や手前の葉っぱや小枝にピントがいってしまうなど、ピントが合わないケースが多い。
SX70 HSの代わりとなる新しい高倍率レンズ一体型カメラが欲しい。
条件は、
- ズーム域が、24mm~1200mm以上。
- EVFの見やすさが、SX70 HSと同等以上。
- 手ブレ補正が、SX70 HSと同等以上。
- 重量700g以下。
- AFがSX70 HSを大きく上回るレベル。できれば鳥認識AFが欲しい。
しかし、カメラメーカー各社とも、フルサイズミラーレスカメラ&レンズの開発競争に忙しく、コンデジの新機種を出してくる気配がない。
過去のカメラ販売状況を見ると、望遠端が1000mm以上の高倍率レンズ一体型カメラを積極的に出していたのは、キヤノンとニコン。
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■ キヤノン
- PowerShot SX70 HS(21~1365mm)2018/12
- PowerShot SX60 HS(21~1365mm)2014/10
- PowerShot SX50 HS(24~1200mm)2012/9
- PowerShot SX430 IS(24~1080mm)2017/2
- PowerShot SX420 IS(24~1008mm)2016/2
- PowerShot SX530 HS(24~1200mm)2015/2
■ ニコン
- COOLPIX P950(24~2000mm)2020/2
- COOLPIX P1000(24~3000mm)2018/9
- COOLPIX P900(24~2000mm)2015/3
- COOLPIX P610(24~1440mm)2015/2
- COOLPIX P600(24~1440mm)2014/2
- COOLPIX B600(24~1440mm)2019/2
- COOLPIX B700(24~1440mm)2016/10
■ ソニー
- Cyber-shot DSC-HX400V(24~1200mm)2014/4
- Cyber-shot DSC-HX300(24~1200mm)2013/3
■ パナソニック
■ 富士フイルム
ソニー、パナソニック、富士フイルムは、もう高倍率レンズ一体型カメラの開発はしていないと思われる。
キヤノンSX60 HSからSX70 HSまで4年の間があることを考えると後継機(SX80 HS?)が出るとしても、まだ先かもしれない。
ニコンには、P900/P950の弟分(P800/P700 ?)で、ズーム域24~1200mm程度でEVF付、重量700g以下の機種を期待したい。(下の比較図はP610)
キヤノン「PowerShot G3 X Mark II」(1型、24mm~600mm)が超解像技術入りで出るなら、それでも良いかも。EVFなしで733g(PowerShot G3 X)は少し重いが。ファインダー(EVF-DC2)を付けて、超解像技術の入ったデジタルズームで焦点距離1200mm相当まで使う前提で。(下の比較図はPowerShot G3 X)
ソニー「DSC-RX10M4」(1型、24mm~600mm)はF2.4~F4で魅力的だが、1095gでちょっと重くて大きい。
野鳥撮影用カメラとして「E-M5 Mark III+75-300mm F4.8-6.7」を購入してみたが、失敗だった。(↓)
その後、「EOS R10+RF100-400mm F5.6-8」を購入。