晴歩雨描

晴れた日は外に出て歩き、雨の日は部屋で絵を描く

野鳥撮影に必要なカメラレンズの焦点距離。

野鳥撮影用カメラとして、「キヤノン PowerShot SX70 HS」を所有している。

SX70 HSは、焦点距離は35mm判換算で21mm~1,365mm。プログレッシブファインズームを使えば、焦点距離2,730mmまでズームできる。

野鳥撮影をしている人の大半はレンズ交換式(一眼レフ、ミラーレス一眼)を使っている。焦点距離は35mm判換算で、望遠端が600mmや800mmが一般的だと思う。テレコンバーターを使って、焦点距離を1.5倍とか2倍にしている人もいると思うが、かなり嵩張って重たくなる。

野鳥撮影に必要なカメラの焦点距離を改めて考えてみた。

例として、コゲラの以下のような写真を撮ることを考える。コゲラの全長は約15センチ。コゲラをこの程度の大きさに撮るとすると、縦横のサイズは36cm x 24cmぐらい。

被写体までの距離が、5mから30mぐらいだとして、このサイズで鳥を撮影するのに、どの程度の焦点距離が必要かを以下のサイトを使って計算してみた。

  • 被写体までの距離:5m ⇒ 焦点距離:500mm
  • 被写体までの距離:10m ⇒ 焦点距離:1,000mm
  • 被写体までの距離:20m ⇒ 焦点距離:2,000mm
  • 被写体までの距離:30m ⇒ 焦点距離:3,000mm

かなり大きな焦点距離のレンズが必要になる。

以下のサイトを使って、焦点距離でどの程度のサイズに写真が撮れるかを計算してみた。被写体までの距離、10mと20mで計算した。

≪被写体までの距離=10m≫
  • 焦点距離:1365 mm ⇒ 撮影範囲:26cm x 17cm
  • 焦点距離:800 mm ⇒ 撮影範囲:45cm x 30cm
  • 焦点距離:600 mm ⇒ 撮影範囲:60cm x 40cm

≪被写体までの距離=20m≫
  • 焦点距離:1365 mm ⇒ 撮影範囲:52cm x 35cm
  • 焦点距離:800 mm ⇒ 撮影範囲:90cm x 60cm
  • 焦点距離:600 mm ⇒ 撮影範囲:120cm x 80cm

被写体までの距離が20mになると、焦点距離600mmや800mmではかなり小さくしか鳥を撮影できない。