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レンズ「LEICA 15mm/F1.7」購入。大阪梅田、中崎町で試し撮り。レビュー。

5月24日。マイクロフォーサーズ単焦点レンズPanasonicLEICA 15mm/F1.7」(35mm判換算30mm)を購入。

デジカメは主にLUMIX DMC-GM1に14-140mm/F3.5-5.6を付けて使っていた。

昨年秋に、スマホHUAWEI P10 Plusに変えて、写真を撮ってみて画質の良さに驚いた。

昨年末に、OLYMPUS Tough TG-5を買った。顕微鏡モードという他にはない圧倒的なマクロ機能に魅力を感じて購入。35mm判換算で25mm~100mm全域で1cmまで近づける。実際にはマクロだけでなく、通常の風景撮影でも十分に使えるカメラだった。

今年春に、高倍率ズームカメラとしてSONY DSC-HX90Vを購入。焦点距離が24mm-720mmで、コンパクト。

一般アマチュアカメラマンにとって、ボケを期待しないなら、最近のスマホやセンサーサイズが1/2.3型のコンデジでも十分な画質の写真が撮れると思う。コンデジで不満があるとすれば、電源オンでレンズが繰り出すことや、起動速度とAF速度の遅さ。1/2.3型センサーでは大きなボケが期待できないこと。

先日、久しぶりに、GM1にレンズ20mm/F1.7 II(35mm判換算40mm)を付けて使ってみた。センサーサイズがある程度大きければ、近接なら、かなりのボケが得られる事を再認識。

次にカメラを買うのなら、1型センサーのコンデジ(G7X MarkII、RX100M5、DMC-LX9かその後継機)を考えていたが、1型よりもボケ味が出せるカメラも欲しくなった。かつ、スナップにも適した広角メインのカメラ。

ズームレンズを使っていても、ほとんどは広角端で写真を撮っていることが多い。望遠側はたまにしか使わない。そうなると、ズームレンズでなく、単焦点のカメラでも良いのではと思い始めた。

ボケが期待できそうな単焦点コンデジとして候補になったのが、APS-C焦点距離が28mm/F2.8の、FUJIFILM X70、RICOH GR II、Nikon COOLPIX A。ただ、どれも少し古い。

最近使わなくなったGM1に単焦点のレンズの組み合わせを再検討。先日、GM1につけて使った20mm/F1.7 IIは悪くないレンズだと思うが、AFが遅い事や、単焦点なのに起動時に微妙に繰り出し動作があるのが不満。35mm判換算で40mmというのも、日常使いのスナップ用としては少し画角が狭い感じがした。

LEICA 15mm/F1.7が、35mm判換算30mmで、スナップ用に使いやすそうな焦点距離。F1.7ということで、ボケも期待できそう。ということで、LEICA 15mm/F1.7を購入することに。

GM1用の他のレンズを売却して、15mm/F1.7の原資とすることに。LUMIX 12-32mm/F3.5-5.6、LUMIX 14-140mm/F3.5-5.6、LUMIX 20mm/F1.7 II、LUMIX MACRO 30mm/F2.8、OLYMPUS 45mm/F1.8の5本のレンズを、合計70,000円で売却。

LEICA 15mm/F1.7を、税込44,830円、4,483ポイント還元で購入。

レンズフィルターは、奮発して、撥水・撥油コーティングのKenko PRO1D Lotusをポイントで購入。

レンズの直径がGM1の高さとほぼ同じなので、全体のフォルムがしっくり。

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レンズの長さ(厚さ)が36mmで重量115g。カメラ本体のGM1が、98.5x54.9x30.4mmで重量204g。合わせて、総重量319g。レンズフィルターとレンズキャップを付けても、厚さは75mm程度。厚さを別にすれば、1型やAPS-Cサイズの高級コンデジに比べても小さくて軽い。厚さもズームレンズと比べればかなり薄い。大きなポケットなら、楽々入る。レンズフードは邪魔なので付けない。ストラップはハンドストラップを使用。

ズームレンズのコンデジと違って、電源オン時にレンズが繰り出さず、GM1との組み合わせでも起動速度は許容範囲。

GM1+LEICA 15mm/F1.7で、大阪梅田、中崎町周辺で試し撮り。

近接撮影で、絞り開放なら、期待した以上に大きくボケる。ボケはやわらかく綺麗。AFは速くストレスは感じない。

手ブレ補正機構は付いていないが、広角で明るいレンズなので、通常の撮影では支障はない。

レンズ鏡筒部に絞りリングが付いているので、絞り優先で撮影したい時は使いやすい。

最短撮影距離が20cmなので、レンズ先端から13cmぐらいまでは寄れる。マクロという程ではないが、通常の撮影では十分。

試し撮りは、途中まで露出補正が+1.3ステップになったままなのに気付かずに撮影。写真がかなりハイキーになっている。これはこれで悪くないかも。

問題は、GM1の後継機が出る予定が無い事。いっその事、フォーサーズのレンズ15mm/F1.7一体型のコンデジを出してくれないかと思う。コンデジの場合、35mm判換算で焦点距離を表示するので、30mm/F1.7レンズのコンデジ

 

※ 最後に、おまけとして、レンズのボケ具合の比較あり。

 

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【おまけ】

購入候補に挙がったカメラとレンズのボケ具合を、シミュレーター「DOF simulator」で比較してみた。

近接のボケ具合を確認する意味で、被写体までの距離50cmで比較してみた。

センサーサイズによるボケ度合いの大きさは、APS-CのF2.8とフォーサーズのF2が同じぐらい。逆にフォーサーズのF1.7は、APS-CのF2.4程度。35mm判換算で、フォーサーズ30mm/F1.7(実焦点距離15mm、有効口径8.82)とAPS-C 28mm/F2.8(GR IIの場合:実焦点距離18.3mm、有効口径6.54)では、フォーサーズ(35mm判換算)30mm/F1.7の方が、ボケ度合いが高い。

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↑ フォーサーズ (35mm判換算)30mm/F1.7 被写体まで50cm
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↑ APS-C (35mm判換算)28mm/F2.8 被写体まで50cm
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↑ 1型 (35mm判換算)24mm/F1.8 被写体まで50cm
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