【購入目的】
- (夫婦2人で)自撮りする時に、背景も広く入れたい。
- 動画で電子手ブレ補正でクロップされても、焦点距離24mmよりワイドに撮りたい。
- 外付けマイクなしで、動画で被写体側の音声をきちんと入れたい。
- スマホに頼らず、焦点距離20mm未満の写真も撮りたい。
【ZV-1 II 購入理由:静止画】
- ワイドなレンズ(広角側焦点距離:18mm)
- 望遠端は50mmだが、全画素超解像ズームを使えば100mmまで撮れる。
- 軽量&コンパクト(本体+レンズ:215g)
- 自撮り時に片手で持ちやすい(シューティンググリップ:GP-VPT2BT)
【ZV-1 II 購入理由:動画】
- ワイドなレンズ(広角側焦点距離:18mm): アクティブモード(手ブレ補正)クロップ倍率1.23倍(?)で、焦点距離 22.14 mm(?)。
- 顔優先AE(逆光や薄暗い状況でも常に顔の明るさをキープする)
- リアルタイム瞳AF(動画撮影中も瞳を捉え続ける)
- リアルタイムトラッキング(カメラまかせで被写体を自動で追い続ける)
- インテリジェント3カプセルタイプの内蔵マイク(被写体を認識して自動的に内蔵マイクの指向性を切り替える)
- ウインドスクリーン(風切り音を低減 )
【残念な点】
- ZV-1と比較して、F値が大きい(F1.8 - 4.0)。焦点距離24mmでF2.8になる。
- 手ブレ補正が電子式のみ。光学式がないので、静止画では手ブレ補正が使えない。(レンズが広角寄りなので、支障はあまりないが。)
- ストラップが付属していない。
【購入】
※ 「ZV-1 II G シューティンググリップキット」は、多くのカメラ店で122,760円。シューティンググリップ分の差額は14,850円。シューティンググリップ単品で買うよりも3,000円程高い。ただし「ZV-1 II G シューティンググリップキット」にはバッテリーが2個付いている。
- ZV-1 II:(マップカメラ)107,910円(+安心サービス:5,395円)
- シューティンググリップ GP-VPT2BT:(アマゾン)11,552円
- ETSUMI ハンドストラップS E-6078:(ヨドバシ) 252円
- ETSUMI E-5311 [レンズポーチII F2.8 L]:1,540円(ヨドバシ)
※ ZV-1 II+GP-VPT2BT 接続状態で入れるため。 - Kenko 液晶プロテクター(ZV-1用) KLP-SVCZV1:(アマゾン)878円
- SanDisk ExtremePRO SDXC UHS-I 64GB SDSDXXU-064G-GN4IN:(風見鶏)1,774円
【ZV-1 II、ZV-1、ZV-1F 仕様比較】
ZV-1 II | ZV-1 | ZV-1F | |
---|---|---|---|
有効画素数 | 2010 万画素 | 2010 万画素 | 2010 万画素 |
焦点距離 | 18 - 50 mm | 24 - 70 mm | 20 mm |
F値 | F1.8 - 4.0 | F1.8 - 2.8 | F2.0 |
最短撮影距離 |
5cm(広角端) |
5cm(広角端) 30cm(望遠端) |
5cm |
常用ISO感度 | ISO125 - 12800 | ISO125 - 12800 | ISO125 - 6400 |
シャッタースピード | 1/4 - 1/32000 秒 | 30 - 1/32000 秒 | 1/4 - 1/32000 秒 |
オートフォーカス | ファストハイブリッドAF(像面位相差AF/コントラストAF) | ファストハイブリッドAF(像面位相差AF/コントラストAF) | コントラストAF |
測距点 | 425点(コントラスト検出方式)315点(位相差検出方式) | 425点(コントラスト検出方式)315点(位相差検出方式) | 425点(コントラスト検出方式) |
NDフィルター | 3段分 | 3段分 | × |
マイク | インテリジェント3カプセルマイク | 指向性3カプセルマイク | 指向性3カプセルマイク |
起動時間 | 1.6 秒 | 1.2 秒 | |
静止画手ブレ補正 | × | 光学式 | × |
動画手ブレ補正 | 電子式 | 光学式+電子式 | 電子式 |
三脚装着時 | バッテリー交換可能 | バッテリー交換不可 | バッテリー交換不可 |
サイズ | 105.5x60x46.7 mm | 105.5x60x43.5 mm | 105.5x60x46.4 mm |
総質量 | 292g | 294g | 256g |
【ZV-E10 検討】
「ZV-E10」も検討した。キットレンズ「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」では35mm判換算24mm始まりで広角側が物足りない。「ZV-E10」にレンズ「E PZ 10-20mm F4 G」または「E 11mm F1.8」を付けることも考えたが、重くなるし、レンズの分だけ前方方向に大きくなり、シューティンググリップを付けるとバランスが悪く持ちづらそうということで断念。
「ZV-1(まだ、ZV-1 IIが登録されていないので)」「ZV-E10 」サイズ比較
https://camerasize.com/compare/#847,878
「ZV-1(まだ、ZV-1 IIが登録されていないので)」「ZV-E10+E PZ 10-20mm F4 G」サイズ比較
https://camerasize.com/compact/#847,878.1060,ha,t
【ZV-1 II、ZV-E10+E PZ 10-20mm F4 G、ZV-E10+E 11mm F1.8 仕様比較】
ZV-1 II | ZV-E10+E PZ 10-20mm F4 G | ZV-E10+E 11mm F1.8 | |
---|---|---|---|
有効画素数 | 2010 万画素 | 2420 万画素 | 2420 万画素 |
35mm判換算焦点距離 | 18 - 50 mm | 15 - 30 mm | 16.5 mm |
実焦点距離 | 6.9 - 17.6 mm | 10 - 20 mm | 11 mm |
F値 | F1.8 - 4 | F4 | F1.8 |
有効口径 | 3.8 - 4.4 | 2.5 - 5 | 13.7 |
最短撮影距離 | 5cm(レンズ先端から) | 20cm(センサー面から, AF時) | 15cm(センサー面から, AF時) |
常用ISO感度 | ISO125 - 12800 | ISO100 - 32000 | ISO100 - 32000 |
シャッタースピード | 1/4 - 1/32000 秒 | 30秒 - 1/4000 秒 | 30秒 - 1/4000 秒 |
NDフィルター | 3段分 | --- | --- |
マイク | インテリジェント 3カプセルマイク | 前方指向性の3カプセルマイク | 前方指向性の3カプセルマイク |
静止画手ブレ補正 | × | 光学式 | 光学式 |
動画手ブレ補正 | 電子式 | 光学式+電子式 | 光学式+電子式 |
本体サイズ | 105.5x60x46.7 mm | 115.2x64.2x44.8 mm | 115.2x64.2x44.8 mm |
レンズサイズ | --- | 69.8x55 mm | 66x57.5 mm |
本体質量 | 292g | 343g | 343g |
レンズ質量 | --- | 178g | 181g |
シューティンググリップ(GP-VPT2BT)質量 | 215g | 215g | 215g |
合計質量 | 507g | 736g | 739g |
【購入後の感想】
- 以前所有していたRX100M6と比べて分厚さを感じる。
- ウインドスクリーンを取り付けると、電源ボタンが隠れ気味で押しづらい。
- メニューが今まで所有したソニーのカメラと大きく違うため慣れない。
- 動画では、ピント位置がスムーズに切り替わる。ただし、被写体認識時以外では、ピント位置の表示がなく、どこにピントが合っているのか分かりづらい。
- 撮影相手が2m程度離れている状態では、マイクの指向性を「前方」にすれば撮影相手と撮影者の声が同等の大きさになる。「オート」「全方位」では撮影者の声が大きくなる。
- 今までのカメラでは「プログラムモード」または「絞り優先」で使っていたが、動画や自撮り中心に使う前提では、「おまかせオート」で使った方が良いかもしれない。※ ただし、「おまかせオート」では「クリエイティブルック」「露出補正」などは使えない。
- Fnメニューを設定で変更できる事になっているが自由度が少ない。(←勘違い)
- 「背景のボケ切換」機能があるが、1型センサーで焦点距離18-50mmでF値がZV-1より大きいので、ボケは大きくはない。
- 「静止画/動画/S&Q切換」はボタンではなく、レバー型かスライドスイッチにして欲しかった。「電源ボタン」も出来ればレバー型にしてほしい。
- 「S&Q」はあまり使わないので、「静止画/動画/S&Q切換」ボタンは「静止画/動画」2つだけの切換にして欲しかった。「S&Q」はFnメニューなどで変更できれば良い。
- バッテリーの減りは速い。
- 「GP-VPT2BT」はボタンがシンプルで使いやすい。
- 「GP-VPT2BT」は電池蓋が開けづらい。
- 「GP-VPT2BT」は自撮り用の向きに付けたままにする予定。向きがワンタッチで前後逆になれば使いやすい。
- 「ZV-1 II」は、カメラを普通に構えた時に三脚穴が左側にあるので、通常の写真撮影や動画撮影時に左手で「GP-VPT2BT」を持ってカメラを支えて、右手でシャッターを押す事になるので、バランスが良く使いやすいかもしれない。
【総合評価】
「ZV-1 II」は、自撮り用として、シューティンググリップをつけて、静止画で35mm判換算焦点距離18mm、動画で手ブレ補正ありで24mm未満のワイドな撮影をしたいなら、唯一無二の存在。「ZV-E10+E PZ 10-20mm F4 G」などのレンズ交換式+ワイドレンズでは、シューティンググリップに載せるのは重くバランスが悪いし、シューティンググリップによるズーム操作ができない(広角端20mm未満のレンズで電動ズームはない)。
動画で外付けマイクなしで前方の音声がはっきりと入る点は評価できる。
静止画の画質に関しては、あまりしっくりきていない。白トビ気味?。スマホっぽい(?)画質。しっとり感がない。
総合的にみて、旅行などの記録用カメラとしては及第点。ただ、画質については大きな期待はしない方がよいかも。
【設定】
- 動画:XAVC S HD(1920×1080) 60p 50M(64GB SD で、2時間25分記録可能)
- サイレントモード:入
- 風音低減:切
- タッチ操作:入
- タッチ操作:タッチトラッキング
- 中央ボタンに「被写体認識AF」切り替えを設定
- シャッターボタンでREC(動画)
- プリAF(静止画):入
- AFトランジション速度(動画):7
- リアルタイム瞳AF
- 顔優先AE
- カスタムキー設定
(5) ゴミ箱ボタン - 静止画:未設定
- 動画:背景のボケ切り替え
【シューティンググリップ「GP-VPT2BT」接続】
■ ZV-1M2 側
- MENU→[ネットワーク]→[Bluetooth]→[Bluetooth機能]=[入]
- MENU→[ネットワーク]→[Bluetooth]→[Bluetoothリモコン]=[入]
- MENU→[ネットワーク]→[Bluetooth]→[ペアリング]
- 「GP-VPT2BT」のPHOTOボタン(1)とズームボタンのT側(2)を同時に7秒以上深く押し込む。
※ LOCK状態になっていると、ペアリングできない。
【静止画サンプル】
https://www.dpreview.com/sample-galleries/1506965461/sony-zv-1-m2-sample-gallery/
【動画サンプル】
(↓)試し撮り。
(↓)試し撮り2、動画もあり。
(↓)試し撮り3、動画もあり。