晴歩雨描

晴れた日は外に出て歩き、雨の日は部屋で絵を描く

2020年のレンズ一体型カメラ(コンデジetc.)新製品は4機種のみ。

以前、2019年のレンズ一体型カメラ(コンデジetc.)新製品の数を調べた。

現時点での2020年の新製品を、価格.comで調べてみた。

日本メーカーの一般的なカメラ形状の製品だけに限定。特別エディションなどは除いた。新製品と言えるのは、以下の4機種だけ。6月以降、全く新製品が出ていない。

  2020 2019 2018 2017 2016 2015 2014 2013 2012
キヤノン   2 2 6 7 8 4 3 2 34
ニコン 1 3 1 1 7 5 4 4 3 29
ソニー 1 2 5 2 3 4 5 5 3 30
パナソニック   2 3 2 4 3 4 4 2 24
富士フイルム 1 1 2 2 2 3 4 2 2 19
オリンパス   1   2 2 1 4 4 2 16
カシオ       5 6 2 1 2 1 17
リコー 1 2 1 1   3 2 3   13
4 13 14 21 31 29 28 27 15 182

CIPA「デジタルカメラ出荷数量月間推移 2018年対2019年対2020年1~12月」を見ると、レンズ一体型の落ち込みは大きい。復調の兆しもない。(以下のCIPAグラフは2021.2.1差し替え)

http://www.cipa.jp/stats/documents/j/dw-202012.pdf

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カメラメーカー各社は、フルサイズ・ミラーレスカメラに経営資源を集中しているようだし、新型コロナウイルスの影響もあってか、レンズ一体型カメラの新製品を出す余裕がないのかもしれない。

一方で、スマホのカメラは進化を続けていて、スマホ新製品も次々と出ている。

10年後には、フルサイズ・ミラーレスカメラとスマホ以外のカメラはほとんど絶滅しているかもしれない。1型以上の大型センサーコンデジ焦点距離1000mm以上の高倍率望遠コンデジぐらいは残して欲しい。