色空間には、「HSL色空間」と「HSV色空間」という2種類があるらしい。
HSL色空間は、色を「色相(Hue)」「彩度(Saturation)」「輝度(Lightness)」の3要素で表現する。
HSV色空間は、色を「色相(Hue)」「彩度(Saturation)」「明度(Value・Brightness)」の3要素で表現する。
「明度」と「輝度」の違い。写真をモノクロ化する場合、「明度」でモノクロ化するのと「輝度」でモノクロ化するのとでは、印象が違った写真になる。これについては、以下のサイトが分かりやすい。
上記サイトから、一部抜粋して拝借。
- 「明度」によるモノクロ化は、単に色の彩度を下げたもの。
- 「輝度」によるモノクロ化は、色による明るさの違いを考慮したもの。
明度と輝度の変換式
- 明度 =(RGBの最大値+RGBの最小値)÷2
- 輝度 = 0.299×R + 0.587×G + 0.114×B (≒ 0.3R+0.6G+0.1B)
「輝度」は、R(赤),G(緑),B(青)に係数をかけて重み付けをしている。明るく感じるG(緑)は約0.6倍、暗く感じるB(青)は約0.1倍というように明るさの補正が行われてる。
GIMPでモノクロ化を試してみた。
次の方法では、輝度でモノクロ化される。
次の方法では、明度でモノクロ化される。
- GIMPメニュー[色]→[色相-彩度(S)]の彩度を-100にする。
黄色系の彩度がかなり落ちて、暗っぽくなる。