Windowsアプリ「FotoSketcher」を使って、写真を水彩画風に加工できる。
これをプリンターできれいに水彩画っぽく印刷できるのかを試してみた。
前回「FotoSketcher」で水彩画風にした画像は768x1024で印刷するには解像度が足りないので、今回は解像度を上げることに。
印刷用紙はA5より少し小さい14cm×19cm。300DPI程度の印刷を想定して解像度は1800x2400にした。
画面で見るよりも印刷では鮮やかさが失われるので、「FotoSketcher」ペイント5 (水彩画)のパラメーターは、イメージの単純化:100、色の強さ:100にして変換。
プリンターは、EPSON EP-808AB。プリンターの色補正で、コントラストと彩度を最大(25)に設定。
用紙は下の6種類を試した。()の中はプリンターの設定。
- EPSON「写真用紙ライト」(用紙種類:写真用紙ライト、印刷品質:きれい)
- PLUS「きれいなマット紙」(用紙種類:EPSON スーパーファイン紙、印刷品質:普通)
- 銅版画用紙「ペセソレイユ」(用紙種類:普通、印刷品質:きれい)
- ケント紙(用紙種類:普通、印刷品質:きれい)
- アワガミファクトリー「白樺」(用紙種類:普通、印刷品質:きれい)
- アワガミファクトリー「楮厚口 晒 27kg」(用紙種類:普通、印刷品質:きれい)
結果的には、上2つのインクジェットプリンター対応用紙では鮮やかに印刷されたが、下4つではくすんだ印象に。だが、上2つのインクジェットプリンター対応用紙では、水彩っぽい雰囲気は味わえない。
アワガミファクトリーには、アワガミインクジェットペーパー(AIJP)というインクジェットプリント対応和紙があって、水彩画や版画の印刷に適しているということなので、サンプルを取り寄せて試してみようと思う。アワガミインクジェットペーパー(AIJP)の検証結果は以下のページに。
以下は、今回の検証結果。オリジナルの水彩画風画像と、上の6種類の用紙で印刷したものをスキャンした画像。いずれもブログ用に768x1024に縮小している。印刷したものをスキャンしているので、印刷物を肉眼で見たのとは印象が違う。インクジェットプリンター対応用紙とそうでないものの違いがこのブログの画像からは分かりづらい。スキャンしてパソコンやスマホで見る場合、透過光で見る事になるので、印刷物を反射光で見るよりも鮮やかに見えてしまう。