USBの規格、コネクタ、ケーブル、電源アダプター(充電器)について、詳細は省いて要点だけを備忘録として簡単にまとめた。
■ USB規格
USB規格名については非常に分かりづらい状態になっている。
(以下、後日追記修正。)
その後、マーケティング名というのが追加され、分かりやすくなりつつある。
上記サイトから一覧表を拝借して追記。USBバージョン名でなく、マーケティング名か、「Gen x」部分を見るのが分かりやすい。
※ USB4とThunderboltはまったく別の規格だが、互換性(?)があるので、併せて載せておく。
マーケティング名 | 開発者向けの規格名称 | 最大転送速度 |
---|---|---|
USB 80Gbps | USB4 Version 2.0 | 80Gbps |
Thunderbolt 4 Thunderbolt 3 |
40Gbps | |
USB 40Gbps | USB4 Gen 3x2 | 40Gbps |
USB 20Gbps | USB4 Gen 2x2 USB3.2 Gen 2x2 |
20Gbps |
USB 10Gbps | USB3.2 Gen2 USB3.1 Gen2 USB3.2 Gen 1x2 |
10Gbps |
USB 5Gbps | USB3.2 Gen1 USB3.1 Gen1 USB3.0 |
5Gbps |
--- | USB2.0 | 480Mbps |
--- | USB1.1 | 12Mbps |
■ コネクタ形状
現在主流のコネクタは、Type-A、Micro USB Type-B、Type-Cの3種類。
下表のコネクタ形状写真は、サンワサプライのWebページのものを使わせていただいた。
コネクタ | 主な用途 | 形状 |
---|---|---|
USB Type-A | パソコン | |
Micro USB Type-B (2.0) |
カメラ | |
Micro USB Type-B (3.0) |
外付け HDD |
|
USB Type-C | スマホ |
■ USB ケーブル(USB-PD)
まず、USB3.0用のケーブルは端子の内側が青色になっている。
「データ通信用」と「充電用」という区別もあるので注意。
「急速充電用」というのもある。急速充電用の規格として「USB-PD (Power Delivery)」がある。最近のスマホだとUSB-PD対応でないと充電できないものがあるので注意。USB-PD用ケーブルは、両端がともにUSB Type-Cであることが原則(Lightning - USB Type-C もある)。
USB-PD対応のケーブルには2種類ある。
- 3A対応:上限 60W(20V/3A)
- 5A対応:上限 100W(20V/5A)
■ USB 電源アダプター(充電器)
- 定格出力電圧(ボルト)は、5V/9V/12V/15V/20V。
- 定格出力電流(アンペア)は、概ね0.5~2.4A。
- USB PD 3.0の給電能力は最大100W。
- USB PD 3.1で給電能力は最大240W。
充電器を選ぶ際のワット数目安。
- スマートフォン、タブレット:20W〜30W
- ラップトップパソコン:30W〜100W
[充電器例]Anker PD対応 充電器 PowerPort Atom III 65W Slim 4ポート
「USB−C x 1 + USB-A x 3」と「USB−C x 2 + USB-A x 2」の2種類ある。
■ OTG対応
「OTG」は、USB機器同士を接続して使うために制定されたUSBインターフェース規格。OTG対応USBケーブルの利用については以下。
■ Thunderbolt
ThunderboltとUSB Type-Cの違いについては以下。