撮った写真をもう少し明るく鮮やかな印象にしたい場合、画像処理ソフトを使って明度やコントラストを補正することで可能だが、補正の程度の調整が結構面倒。
ヒストグラムの平坦化で簡単に補正できる場合がある。(あくまでも、「できる場合がある」で、いつもうまくいくわけではない。)
コマンドラインから実行できる画像処理ツール「ImageMagick」を使うと、equalizeオプションでヒストグラム平坦化が簡単にできる。ImageMagickは、以前に開発した「MyHome Portal」でもアルバム写真の画像処理に使ったことがある。
使い方は以下。画像を一つだけ処理する場合はconvertコマンドを使う。
cd C:/xxx/xxx/ convert test.jpg -equalize test-equalize.jpg
複数画像を一括(バッチ)処理することもできる。mogrifyコマンドを使う。mogrifyコマンドでは、オリジナル画像に上書きしてしまうので、あらかじめオリジナル画像を別フォルダに保存しておくなどする必要がある。
cd C:/xxx/xxx/ mkdir original copy *.jpg original mogrify -equalize *.jpg
写真によっては嘘っぽい写真になるが、鮮やかな写真に変換できる。処理時間も高速なので、とりあえずまとめて処理して、出来の良いものだけを採用すればよい。
サンプル画像として、「gimp 2」の色→自動補正→平滑化の結果も併せて載せておく。「gimp 2」の平滑化では色相がおかしくなる。