お絵描きアプリ「Adobe Photoshop Sketch」が評判が良さそうなので、試してみる。
お絵描きアプリで絵を描くためにはタッチペンが必要(指で描けなくもないが難しい)。タッチペンではApple Pencilが評判が良い。我が家にはAppleの端末はiPad mini 2しかない。iPad mini 2ではApple Pencilは使えない。Apple Pencil以外のタッチペンはApple Pencilに比べて評価が低い。
百均のキャンドゥのディスクタイプタッチペンが値段との比較だと思うが評価が高い。指で描くよりは増しになるだろうという期待で、これを使ってみる。
Adobe Photoshop Sketchは無料にも関わらず、評判通り良くできたソフト。画像を取り込んで、それを下書きにして絵を描くことが簡単にできる。
レイヤーも何枚も重ねる事ができるので、線画と塗り絵を重ねたりもできる。
【手順概略】
- 新規プロジェクトを作成。フォーマットの形式を選択する。縦長の1024x768程度の作品が作りたかったので、ちょっと大きめの縦長の1280x960の形式を新規に作成。
- 元となる写真を画像レイヤーに取り込む。余白を少し空けておく。画像の不透明度を30%程度にすることで上の線画が描きやすくなる。
- 上にスケッチレイヤーを重ねる。
- ブラシで、鉛筆(グラファイト)を選択して線画を描く。
- スケッチレイヤーをもう一つ追加して、鉛筆線画の下の層に置く。こうすることで鉛筆の線がはっきりとする。
- 水彩ブラシ(丸筆)、水彩ブラシ(平筆)を使って色を塗る。
- 画像レイヤーを背景レイヤーの下に移動する。こうすることで元の写真が見えなくなる。
手順は以上。色をオリジナル写真に近づけるためには、オリジナル写真からスポイト機能を使って色を取り込んだりもできるらしいがためしてはいない。手順については以下のページで細かく説明されている。
実際に試してみると、キャンドゥのディスクタイプタッチペンでは、思うように線が引けない。半透明なディスクでペン先が見づらい事もあるが、描こうと思っている位置よりもずれた位置に線が書かれたりするし、まっすぐな線もひきづらい。慣れの問題かもしれないが、実際の鉛筆のようには描けない。キャンドゥのディスクタイプタッチペンでは、筆圧感知とかもできないので、柔軟な表現は難しい。
Adobe Photoshop Sketchは、今回、鉛筆と水彩ブラシしか使っていないが、水彩のにじみ的な雰囲気も出せるので、慣れてくれば、もう少しまともな作品ができるかもしれない。でもやはり、Apple PencilとApple Pencilが使える端末が必要かもしれない。iPad miniの次期バージョン(iPad mini 5 ?)ではApple Pencilが使えるようになることを期待する。