スマホカメラの複眼技術を使ったデジカメの妄想。
スマホカメラは、複眼が当たり前になってきた。センサーサイズもハイクラススマホのメインカメラは1/1.7型以上が標準になりつつある。1/1.28型、1/1.33型など更に大きなセンサーを使ったスマホも出てきた。
スマホは厚さが1cmもない。この厚さに中に1/1.7型、1/1.28型、1/1.33型のレンズが組み込まれている。このカメラの技術を使ったコンパクトカメラが出来たらという妄想をしてみた。
センサーを縦横3倍、面積で9倍程度にしても、コンデジのサイズに収まりそう。厚さも3倍でも3cm未満。APS-Cのコンデジ(リコーGRIIIや富士フイルムXF10)の大きさに収まりそう。
試しに、富士フイルムXF10(サイズ:112.5 x 64.4 x 41mm)に、HUAWEI Mate 20 ProやHUAWEI P40 Proのカメラ部分を拡大して重ねてみた。
HUAWEI Mate 20 ProやHUAWEI P40 Proのカメラのレンズ構成は以下。
機種 | 超広角 | メイン | 望遠 | インカメラ |
---|---|---|---|---|
HUAWEI Mate 20 Pro | 16mm F2.2 1/2.7型 20MP |
27mm F1.8 1/1.7型 40MP |
80mm F2.4 1/4型 8MP |
26mm F2.0 1/2.8型 24MP |
HUAWEI P40 Pro | 18mm F1.8 1/1.54型 40MP |
23mm F1.9 1/1.28型 50MP |
125mm F3.4 ???型 12MP |
26mm F2.2 1/2.8型 32MP |
HUAWEI Mate 20 Proのメインカメラ1/1.7型のセンサーサイズは、7.6 x 5.7mm。縦横を3倍にすると、22.8 x 17.1mm。APS-Cのセンサーサイズが、23.6 x 15.8mmなので、ほぼこれに匹敵する。
HUAWEI Mate 20 Proの超広角カメラに使われている1/2.7型は、1/1.7型の約0.6倍のサイズなので、4.56 x 3.42mm程度と推測。これを3倍にすると、13.68 x 10.26mm。1型(13.2 x 8.8mm)に近いサイズ。
ということは、メインカメラはAPS-Cの焦点距離27mm/F1.8、超広角カメラは1型の焦点距離16mm/F2.2のコンデジが出来ることになる。望遠は1/1.7型センサーで焦点距離80mm/F2.4程度か?。
標準(広角)は、24mmにして欲しいので、レンズ構成は以下に。
各焦点距離のセンサーは2400万画素(24MP)程度にして、最近の解像度を上げる技術を使ってステップズームで各焦点距離で1200万画素(12MP)の写真が撮れるカメラ。
- 16mm:16mm、18mm、20mm
- 24mm:24mm、28mm、35mm、50mm
- 70mm:70mm、85mm、100mm、120mm
できれば、50mmも追加して、
- 16mm:16mm、18mm、20mm
- 24mm:24mm、28mm、35mm
- 50mm:50mm、70mm、80mm
- 100mm:100mm、120mm、150mm、200mm
可能なら、複眼すべてを48MPの1型で統一し、解像度を上げる技術なしでクロップを含む全ての焦点距離で12MPの写真というのも良いかもしれない。
カメラ全体のサイズは、富士フイルムXF10(サイズ:112.5 x 64.4 x 41mm)以内に収まりそう。
かなりコスト高になりそうだし、売れる保証もないので、実際に開発してくれるメーカーは無さそうだが、こんなコンデジが出てくれたら嬉しい。(という妄想)
2年前には、こんな記事も書いていた。(↓↓↓)