晴歩雨描

晴れた日は外に出て歩き、雨の日は部屋で絵を描く

Photoshopを使わずに、GIMPプラグイン「G'MIC」で、簡単な手順で写真をイラスト風にする。レイヤー使用。

Photoshopで写真をイラスト風に加工する方法がネット上にたくさんある。が、結構手順が多い。

GIMPプラグインG'MIC」を使って、手軽に簡単な手順で写真をイラスト風にしてみる。「G'MIC」については以下を参照。

今回、「G'MIC」フィルターの次の2つを使ってみた。

  • [Colors]→[Boost Chromaticity]
  • [Colors]→[Retinex]

オリジナル写真は、以下。

f:id:art2nd:20200524155510j:plain

[Colors]→[Boost Chromaticity]

f:id:art2nd:20200524160055j:plain

これだけも少しイラストっぽい。トーンカーブを使って、色を明るくしてみる。

f:id:art2nd:20200524161823j:plain

f:id:art2nd:20200524160658j:plain

ポップな感じで更にイラストっぽくなった。

[Colors]→[Retinex]

f:id:art2nd:20200524160155j:plain

これも既にイラストっぽい。

色温度を変えてみる。

f:id:art2nd:20200524163004j:plain

f:id:art2nd:20200524163027j:plain

更にイラストっぽくするために、上の2種類のフィルター加工写真に輪郭線の線画を足してみる。まず、元の写真から輪郭線を抽出した線画画像を作成する。

  1. メニュー[画像]→ [モード]→[グレースケール]
  2. メニュー[フィルター]→ [輪郭抽出] →[輪郭...]
     Amountを"1"にすると線が少しだけ細くなる。f:id:art2nd:20200524161246j:plain
  3. メニュー[色]→ [階調の反転]
  4. メニュー[色]→ [明るさ-コントラスト]
     コントラストを最大に上げて、色も明るくする。

 

f:id:art2nd:20200524160912j:plain

輪郭線を抽出したこの線画を「G'MIC」フィルターで加工した画像の上に重ねる。

レイヤーを使って、モード「乗算」で重ねる。

f:id:art2nd:20200524162417j:plain

f:id:art2nd:20200524162639j:plain

Boost Chromaticity+線画[乗算]

以下は、レイヤーで画像を重ねた上で、明るさとコントラストを補正した。

f:id:art2nd:20200524162730j:plain

Retinex+線画[乗算]+明るさ&コントラスト補正

f:id:art2nd:20200524163203j:plain

Retinex[色温度調整]+線画[乗算]+明るさ&コントラスト補正

f:id:art2nd:20200524163233j:plain

Retinex[色温度調整]+線画[乗算]+明るさ&コントラスト補正

↓ 更に加工する。