晴歩雨描

晴れた日は外に出て歩き、雨の日は部屋で絵を描く

京都大学市民講座「物理と宇宙」第7回。受講。

10月20日京都大学市民講座「物理と宇宙」第7回。受講。

日時:2019年10月20日(日) 午後1時-5時15分
会場:京都大学百周年時計台記念館(大ホール)
定員:500名
受講料:無料

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講演1)13:15-14:05「宇宙背景放射でみる宇宙のゆらぎと量子のゆらぎ」

田島 治(たじま おさむ)(京都大学理学部物理学第二教室 准教授)

[内容]宇宙初期のビッグバンは、時空の加速度的膨張「インフレーション」が種火となって生み出されたと考えられています。インフレーションは「量子ゆらぎ」を源とした「宇宙のゆらぎ」を生み出し、長い年月をかけて星が生まれ、銀河が作られました。この量子宇宙のゆらぎを研究するプローブが宇宙背景放射(CMB)です。近年の CMB の観測結果とその実験技術を解説しつつ、将来展望について講演します。

講演2)14:25-15:15「量子計算と物理」

森前 智行(もりまえ ともゆき)(京都大学基礎物理学研究所 講師)

[内容]原子や光などのミクロな世界は、我々が普段生活しているマクロな世界では目にしないような非常に不思議な現象であふれています。量子コンピューターは、そのような不思議な現象をうまく制御することにより、現在我々が使っているコンピューターを遥かに凌駕する超高性能な計算能力を実現するコンピューターです。本講演では量子コンピューターの基礎と最近の研究について簡単に説明します。

講演3)15:35-16:25「ソフトマターの構造とダイナミクス

山本 潤(やまもと じゅん)(京都大学理学部物理学第一教室 教授)

[内容]ソフトマターとは、液体と固体の中間状態にある物質であり、日常・身近に接する多くの物質が、このカテゴリーに分類される。例えば、食料品・医薬品・化粧品、あるいはレジ袋・梱包材・ケース、また建築資材・塗料など、数えきれないほどである。さらには、飛行機の部品から生物の体の中までもが、ソフトマターに満ち溢れている。しかしながら、これらソフトマターの内部構造がどうなっているのか、どのように作られて保持されているのか、あるいは高機能な物性はどのように実現されるのかなど、物理的にきっちりとした説明がなされていないことが多い。

----------<以上、京大ホームページより>----------

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