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南海トラフ地震は何時くるのか?素人の予測。

次の南海トラフ地震は、地震調査委員会などによると「今後30年以内に発生する確率が70から80%」とか「今後20年以内に発生する確率が60%」などと言われている。かなり高い確率だ。2023年から20年後は2043年、つまり2043年までに発生する確率が60%ということ。

現時点の科学では、発生年を細かく特定するのが難しいのは理解しているが、過去の発生年から、素人考えで予測してみた。

過去の発生年を確認してみる。(「地震調査研究推進本部」より)

「地震調査研究推進本部」の図の中から「南海トラフ地震」を取り出してみる。

南海トラフ地震 発生年 前回からの
間隔
平均
間隔
白鳳(南海)地震 684    
仁和(南海)地震 887 203 226
康和(南海)地震 1099 212
正平南海地震 1361 262
明応東海地震 1498 137 117
慶長地震 1605 107
宝永地震 1707 102
安政南海地震 1854 147
昭和南海地震 1946 92

「白鳳(南海)地震」から「正平南海地震」までは平均226年間隔で発生している。「正平南海地震」から「昭和南海地震」までは平均117年間隔で発生している。「正平南海地震」以前の間隔が倍近いのは、明確な記録がないだけなのかもしれない。

【以下は、あくまでも素人の個人的な考えで、科学的な裏付けは全くない】

前回の1946年「昭和南海地震」が、その前の1854年「安政南海地震」から92年後に発生しているが、「安政南海地震」の前の1707年「宝永地震」から147年と間隔が空きすぎたため、間隔が短くなったのではと推測する。

そう考えると、次回の南海トラフ地震が、1946年「昭和南海地震」から100年以内の2046年までに発生する確率は低いのではないかと推測する。(※ 再度強調しておくが、素人の個人的な考えで科学的な裏付けはない)

「正平南海地震」から「昭和南海地震」までの平均117年間隔の数字を使って、前回の1946年「昭和南海地震」から計算すると2063年となる。2063年は、今年2023年から40年後。プラスマイナス10年として、2053年~2073年、プラスマイナス20年として、2043年~2083年の可能性が高いと思われる。

南海トラフ地震 発生年 前回からの
間隔
平均
間隔
白鳳(南海)地震 684    
仁和(南海)地震 887 203 226
康和(南海)地震 1099 212
正平南海地震 1361 262
明応東海地震 1498 137 117
慶長地震 1605 107
宝永地震 1707 102
安政南海地震 1854 147
昭和南海地震 1946 92
※ 次の南海
トラフ地震
予測
2063前後40年
(2043~2083)
117
(2063の場合)
 

【参考】

南海トラフ巨大地震の震度分布(強震動生成域を陸側寄りに設定した場合)

南海トラフ巨大地震の津波高 (「駿河湾~愛知県東部沖」と「三重県南部沖~徳島県沖」に「大すべり域+超大すべり域」を2箇所設定した場合) 「南海トラフ巨大地震の被害想定(第二次報告)」(中央防災会議, 2013)

南海トラフ地震防災対策推進地域 (緑色に塗られた領域、赤線で囲まれた領域は南海トラフ巨大地震の想定震源域、内閣府資料に一部加筆)