「朝日新聞GLOBE+」で、中国では無くなった紙の時刻表を日本で発行している団体があるという記事を見た。発行部数は約2500部。採算度外視の趣味&ボランティアの領域と思われる。
昔、ヨーロッパへ行く時にお世話になったトーマスクックの「ヨーロッパ鉄道時刻表」がどうなっているか調べてみた。
なんと、2013年8月刊を持って廃刊されていた。が、元編集者の立ち上げた新会社によって2014年2月に復活した。日本語版は、地球の歩き方編集室が発行している。
ヨーロッパは鉄道が整備されているので、個人旅行にはありがたい。事前に計画を立てるのに、紙の時刻表は便利。
自宅には2007年のトーマスクック版が残っていた。
スイスでは幹線の鉄道が、ほぼ1時間おきに走っていて、分かりやすく便利。
でも、今ヨーロッパに旅行に行くとしたら、やはりネットで検索できるものは欲しい。「Eurail.com」の鉄道時刻検索サイトがある。
スマホ用の「 Eurail/Interrail Rail Planner」というのもある。
「Eurail.com」の中に路線図などもある。
ブラウザで詳細な鉄道地図を見たい場合は、「OpenStreetMap」という地図サイトが便利そう。
画面右上のメニューのレイヤーから「交通マップ」を選ぶと鉄道路線図が表示される。
【OpenStreetMap 地図サンプル:東京の鉄道マップ】
【OpenStreetMap 地図サンプル:パリの鉄道マップ】
ヨーロッパに最初に行ったのは、1994年7月のイギリス。ロンドン、湖水地方、コッツウォルズに行った。
湖水地方ではニア・ソーリー村、ウィンダミア湖、バタミア湖に行った。バタミア湖はウィンダミアからでもバスを乗り継いで2~3時間かかるところ。2時間半程度かけてバタミア湖を一周した。この時のイギリス旅行で一番きれいだったところ。下はフイルムカメラで撮った写真をデジタル化したもの。
湖水地方からコッツウォルズに移動する時に鉄道トラブルに見舞われた。国鉄が終日ストライキ。この当時、4週間に1回ぐらい定期的にストライキをやっていたらしい。下調べが甘かった。しかたなくもう一泊ウィンダミアで泊まることにした。
ヨーロッパでは列車が遅れて乗り継ぎの列車に乗れなかったこともある。
トラブルには何度かあったが、鉄道は速くて便利。イギリスのディーゼル機関車は時速200kmも出る。ヨーロッパの鉄道は日本の電車に比べて揺れが少なかった気がする。ヨーロッパの鉄道技術は侮れない。