以前から野鳥撮影用のできるだけコンパクトなカメラが欲しいと思っている。
現在、「SX70 HS」を所有しているが、オートフォーカスについては大きく不満がある。
「E-M5 Mark III+75-300mm F4.8-6.7 II」を一旦購入したが、オートフォーカスその他満足できず売却した。
今年2022年7月発売のキヤノン「EOS R7」「EOS R10」が、鳥認識オートフォーカスが付いてレンズ交換式としてはコンパクト。評価も高い。
「EOS R10」+「RF100-400mm F5.6-8 IS USM」(APS-C使用時35mm判換算160~640mm)の組み合わせなら1,064g。しかし、レンズの望遠端がF8と暗い。
ソニー「RX10M4(RX10IV)」という製品がある。レンズ一体型で35mm判換算24~600mm。レンズがF2.4~F4と明るい。総重量1,095gで上記組み合わせに近い。ただ、2017年10月の製品でちょっと古い。今年中に後継機が出るという信憑性の低いうわさがあるようだ。
正面から見たサイズは、「EOS R10」がかなり小さい。
「EOS R10」はレンズ「RF100-400mm F5.6-8」を付けるとかなり大きくなる。ズームすると更に長くなる。
主な仕様を比較してみた。
EOS R10 + RF100-400mm F5.6-8 |
RX10M4 | |
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発売 | 2022年7月 | 2017年10月 |
有効画素 | 2420万画素 | 2010万画素 |
センサー | APS-C | 1型 |
撮影感度 | ISO100~32000 | ISO100~12800 |
連写撮影 | 23コマ/秒 | 24コマ/秒 |
シャッター スピード |
30~1/16000 秒 | 30~1/32000 秒 |
焦点距離 (35mm判換算) |
160~640mm | 24~600mm |
F値 | F5.6~F8 | F2.4~F4 |
液晶モニター | 3型 104万ドット |
3型 144万ドット |
ファインダー | 0.39型 (236万ドット) |
0.39型 (236万ドット) |
ファインダー倍率 | 約0.95倍 | 約0.70倍 |
手ブレ補正 | (レンズ側) 5.5段 | (テレ端) 4.5段 |
起動時間 | 0.4秒 | 1.6秒 |
鳥認識 | 〇 | × |
AFセンサー 測距点 |
4503点 | 315点 |
正面サイズ(mm) | 122.5 x 87.8 | 132.5 x 94 |
重量 | 1064g (429g+635g) |
1095g |
価格 (マップカメラ) |
197,132円 (115,632円 +81,450円) |
194,400円 |
■ EOS R10+RF100-400mm F5.6-8 の良い点
- 実機を触ると、ミラーレスカメラとしては小さく持ちやすい。
- 起動時間が0.4秒と短い。
- 被写体検出の動物優先で鳥を認識する。
- トラッキング(被写体追尾)機能がある。
- RAWバーストモードに「プリ撮影」がある。(R7と違ってクロップされる)(OM-Dのプロキャプチャーモードよりは使い勝手は悪そう)
- RF100-400mm F5.6-8は、最短撮影距離88cm(焦点距離200mm時)、最大撮影倍率0.41倍(400mm時)。
- RF100-400mm F5.6-8には、コントロールリングがある。
- RF100-400mm F5.6-8には、AF/MF切替スイッチがある。
- RF100-400mm F5.6-8には、1.4x/2xのエクステンダーを付けられる。
■ EOS R10+RF100-400mm F5.6-8 の残念な点、懸念事項
- 35mm判換算焦点距離が160~640mmのため、広角撮影には別のカメラが必要。
- F値がF5.6~F8で、暗いところでの撮影に弱い。(本体の撮影感度はRX10M4よりは高い)
- レンズが長くてかさばる。ズームすると更に伸びる。
- EOS R7(3250万画素)に比べて画素数が少なく、トリミング耐性が低い。
■ RX10M4 の良い点
- F値がF2.4~F4で、暗いところでの撮影に強い。
- 焦点距離24mmの広角から600mmの望遠まで1台でカバーできる。
- 全画素超解像ズームがある。
- 最短撮影距離が3cm(広角端)。
■ RX10M4 の残念な点、懸念事項
- 実機を触ると、かなり大きく持ちづらい。
- 起動時間(1.6秒)とズーム繰り出し時間で、テレ端で撮影可能になるまで時間がかかる。
- パワーセーブでレンズが収納されてしまう。
- 瞳AFはあるが、鳥は認識しない。
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