IDC Japanの「2021年第2四半期 国内市場 スマートフォン出荷台数 ベンダー別 シェア」によれば、日本国内での出荷台数上位メーカーは順番に、アップル、シャープ、富士通、サムソン、ソニーとなっている。
上位メーカーのうち、国内メーカーはシャープ、富士通、ソニー。
シャープは、1インチサイズセンサーカメラの「AQUOS R6」を販売しているし、ソニーは、シャッターキー付きでカメラ専用機と同様な操作性を実現したカメラ搭載の「Xperia 1 III」を販売していて、他社にない個性的なスマホを販売している。
しかし、最近、シャープ、ソニーを含めて国内メーカーのスマホは評判が良くない。インターネット上には、不具合に関する情報がたくさんある。
価格.comのレビューを見ても、海外メーカーに比べて評価が低い。
【国内メーカー主要機種評価(2021.10.2現在)】
- シャープ)AQUOS sense5G ◆ 評価:2.37(144人)
- シャープ)AQUOS sense4 ◆ 評価:3.98(182人)
- 富士通)arrows 5G ◆ 評価:4.07(52人)
- 富士通)arrows NX9 ◆ 評価:3.79(24人)
- ソニー)Xperia 10 III ◆ 評価:3.08(74人)
- ソニー)Xperia 1 III ◆ 評価:3.97(87人)
【海外メーカー主要機種評価(2021.10.2現在)】
- Apple)iPhone SE (第2世代) ◆ 評価:4.37(368人)
- Apple)iPhone 12 ◆ 評価:4.60(76人)
- Samsung)Galaxy S21 5G ◆ 評価:4.55(189人)
- Samsung)Galaxy S21 Ultra 5G ◆ 評価:4.72(225人)
- HUAWEI)P30 lite ◆ 評価:4.25(163人)
- HUAWEI)P20 lite ◆ 評価:4.30(327人)
「Counterpoint」の世界のスマホメーカーシェアでは、上位から順に、Samsung、Xiaomi、Apple、OPPO、vivo。日本のメーカーは全く入ってない。
「DXOMARK」の(カメラ)ランキングを見ても、上位には日本メーカーは全く入ってこない。
シャープやソニーの最近の製品を見ていると、個性的ではあるが、品質等の信頼性に疑問符が付く。今のままでは、2、3年後には日本のスマホメーカーは無くなってしまうのではないかと危惧する。