パナソニックカメラ「LUMIX DC-G100」とレンズ「LUMIX G VARIO 12-60mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.」を購入。すべてアマゾンで購入。


- カメラ「DC-G100V-K 標準ズームレンズキット トライポッドグリップ付属」101,000円
- レンズ「VARIO 12-60mm/F3.5-5.6」46,263円
- フィルター「Kenko 58mm 撥水レンズフィルター PRO1D プロテクター NEO」2,553円
- 液晶保護フィルム「Kenko G100用」877円
【購入理由:静止画カメラとして】
先日、パナソニック「LUMIX DC-LX100M2」、ソニー「DSC-RX100M6」を売却して、キヤノン「PowerShot G5 X Mark II」を購入。
しかし、望遠域で最短撮影距離よりも遠く50cm以上離れているのに、ピントが合わないことが度々。ピントが合っていないのに合焦マークが出ることも度々。近接撮影した写真は結果的にピントが甘いものが多い。EVFの2段式ポップアップも面倒。
ということで、35mm判換算24mm始まりのなるべくコンパクトなレンズ交換式(ミラーレス)カメラを探す。現在レンズ交換式カメラ本体は4台所有している。
いずれのカメラもファインダーが無い。屋外の明るい場所ではファインダーが欲しい場合が多い。
新しいカメラの要件としては、
EVF付ミラーレスでなるべくコンパクトな本体となるとソニーになる。サイズや重さを考慮すると「α6400」になる(α6100はEVFの画素数が少ないので除外)。
一方、レンズではマイクロフォーサーズの「LUMIX G VARIO 12-60mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.」が210gと軽量。F値が暗いのは残念だが、このサイズに収めるには仕方ない。ボケはあまり期待できないが、これも仕方ない。マイクロフォーサーズには「LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0」というレンズもあるが、大きく重くなる。
ソニーAPS-Cには、35mm判換算24-120mmのレンズがない。近いレンズとなると「Vario-Tessar T* E 16-70mm F4」(35mm判換算24-105mm)。
マイクロフォーサーズのカメラ本体でファインダー付でコンパクトとなると、現状では「DC-G100」。
「DC-G100+12-60mm/F3.5-5.6」と「α6400+16-70mm F4」を比較してみる。参考のため、「G5 X Mark II」「LX100M2」も載せておく。
DC-G100 +12-60mm/F3.5-5.6 |
α6400 +16-70mm F4 |
G5 X Mark II | LX100M2 | |
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本体発売日 | 2020年8月20日 | 2019年2月22日 | 2019年8月1日 | 2018年10月18日 |
センサーサイズ | 4/3型 | APS-C | 1型 | 4/3型(×78%) |
有効画素数 | 2030万画素 | 2420万画素 | 2010万画素 | 1700万画素 |
実焦点距離 | 12-60mm | 16-70mm | 8.8-44mm | 10.9-34mm |
35mm判換算 焦点距離 |
24-120mm | 24-105mm | 24-120mm | 24-75mm |
F値 | F3.5-5.6 | F4 | F1.8-2.8 | F1.7-2.8 |
有効口径 | W端:3.4 T端:10.7 |
W端:4.0 T端:17.5 |
W端:4.8 T端:15.7 |
W端:6.4 T端:12.1 |
最短撮影距離 | センサー面から W端:20cm T端:25cm |
センサー面から W端:35cm T端:??? |
レンズ先端から W端:5cm T端:20cm |
レンズ先端から W端:3cm T端:30cm |
35mm判換算 最大撮影倍率 |
0.54倍 | 0.34倍 | 0.47倍 | ? |
メカシャッター | 60-1/500秒 | 30-1/4000秒 | 1-1/2000秒 | 60-1/4000秒 |
電子シャッター | 60-1/16000秒 | なし | 30-1/25600秒 | 60-1/16000秒 |
撮影感度(通常) | ISO200-25600 | ISO100-32000 | ISO125-12800 | ISO200-25600 |
ファインダー | 0.4型 368万ドット相当 |
0.39型 236万ドット |
0.39型 236万ドット |
0.38型 276万ドット |
撮影枚数 | 250枚 | 360枚 | 230枚 | 340枚 |
サイズ(mm) | 本体:115.6x82.5x54.2 | 本体:120x66.9x59.7 | 110.9x60.9x46 | 115x66.2x64.2 |
重量 | 513g(303g+210g) | 667g(359g+308g) | 316g | 350g |
「DC-G100+12-60mm/F3.5-5.6」は「α6400+16-70mm F4」と比べてペンタ部の出っ張りがあるが、レンズを含めての重さで150gほど軽い。EVFが368万ドット相当となっている。「12-60mm/F3.5-5.6」の焦点距離も35mm判換算で120mmまである。望遠域の最短撮影距離も短い。
「Camera Size Comparison」でサイズを比較してみる。
現在所有してる「GM1」と比較する。GM1の小ささが分かる。
以前所有していたコンデジの「LUMIX DC-LX100M2」とサイズ比較してみる。ペンタ部の出っ張りを除けば同等程度にコンパクト。
「DC-G100+12-60mm/F3.5-5.6」、「α6400+16-70mm F4」それぞれレンズを付けて比較してみる。上から見た感じでは同じような大きさに見える。だが、重さでは150g程の差がある。
◆ DC-G100+12-60mm/F3.5-5.6|α6400+16-70mm F4
野鳥撮影用に所有している「SX70 HS」とも比較してみる。上から見たサイズは同程度に見えるが正面から見ると「DC-G100」の方が小さい。
【購入理由:動画カメラとして】
動画はあまり撮らないが、通常のデジカメでは撮影者の声以外の音があまり拾えないのが不満。「DC-G100」は、Vlog(ブイログ)用の動画機能がセールスポイントのカメラ。「DC-G100」は内蔵マイクだけで、周りの音声を拾えるのとの事。以下のような5つの指向性モードがある。
これも購入動機の一つ。(ただし、これに関しては効果はよく分からない。)
【良かった点:DC-G100】
- ファインダー付きのレンズ交換式カメラとして、コンパクト。
- モニターが明るくて見やすい。逆光以外では、ファインダーなしでほぼ支障がない。
- 電源スイッチがボタン式でなく、レバー式。
- 前ダイヤルを露出補正専用ダイヤルにできる。
- 「インテリジェントオートプラス(iA+)」でも露出補正ができる。
- スローモーション動画が簡単に撮れる。
【良かった点:VARIO 12-60mm/F3.5-5.6】
- 焦点距離が35mm判換算で24mm-120mm。日常使いには適度な焦点距離。
- 望遠域(35mm判換算焦点距離120mm)の最短撮影距離が25cmと短い。レンズ先端から10cm程まで寄れる。
- 最大撮影倍率が、35mm判換算0.54倍でハーフマクロ的に使える。
【残念な点:DC-G100】
- ファインダーが368万ドット相当ということで期待したが、ソニーやキヤノンの236万ドットのファインダー比べて見やすくない。もやがかかった感じ。色も初期状態では、モニターに比べてかなり青みがかかっている。(色に関してはEVFを覗きながらモニター調整をすることである程度改善できる。)
- タッチパネル操作をしようとして指を液晶に持って行こうとすると、EVFセンサーが働いてモニターが一瞬消えることが度々。(センサーの感度を弱に設定することで改善される。)
- 動画の音声に期待したが、音量レベルが低い。カメラで再生する時点でも音がよく聞こえない。
- 動画で手ブレ補正をオンにするとかなり画角が狭くなる。
- 自撮りとかしないし、低い位置から花とかを撮りたいので、バリアングルよりチルトの方が良かった。
- アスペクト比率4:3なので、アスペクト比率3:2に比べて24mmのワイド感が少し欠ける。アスペクト比率3:2に設定できるが、クロップされることになる。
- DC-G100のキットレンズ「LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH」は35mm判換算で24-64mmと望遠端が中途半端。フィルター径が小さすぎてレンズキャップの取り外しがしづらい。
(↓)試し撮り。「PowerShot G5 X Mark II」との比較テスト。