デジカメ「SONY α5100」とレンズ「SIGMA 56mm F1.4」を購入したので、とりあえずのレビュー。
【購入経緯】
現在、レンズ交換式カメラは、LUMIX DMC-GM1に、LEICA 15mm/F1.7(35mm判換算焦点距離30mm)または、LUMIX 42.5mm/F1.7(35mm判換算焦点距離85mm)を付けて使っている。
GM1の代替機が欲しいが、フォーサーズカメラとしてGM1に相当するようなコンパクトで魅力的なカメラ本体が出てくる気配はない。LUMIX DC-GX7MK3は、GM1と比べてかなり大きい。廉価版のLUMIX GF9、GF10はデザインが好きになれないし、microSDということで対象外。OLYMPUS PENシリーズもコンパクトとは言えない。
GM1の代替機を検討していく中で、APS-CのSONY α6000シリーズがGX7MK3よりも小さいという事で第一候補に挙げた。
レンズは、35mm判換算焦点距離80mm前後のレンズを探した。SONYには、E 50mm F1.8(35mm判換算焦点距離75mm)というレンズがあるが、SIGMA 56mm F1.4(35mm判換算焦点距離84mm)というレンズを見つけた。SONY E 50mm F1.8より大きいが、APS-CでF1.4は魅力的。
SIGMA 56mm F1.4を使ってみたいが、α6000シリーズはやはり大きい。EVFなしになるが、α5100ならα6000シリーズよりもコンパクト。液晶タッチパネルも使える。ということで、カメラ本体は、α5100を購入候補に。
以下、「Compare Camera Size」によるサイズ比較写真。α5100は、GM1よりは大きいが、GX7MK3、OLYMPUS PENシリーズ、α6000より小さく、今使っているコンデジLX100M2よりも小さい。
LUMIX DC-GX7MK3(海外版GX9)とのサイズ比較
ただ、SONY α5100は既に生産終了で、2019/12/2時点、価格.comで見てもボディ単体は10店舗ほどでしか売られていない。ヨドバシ.comで2019/12/2時点で、税込48,470円(4,837ポイント還元)が、マルチメディア梅田だけ、税込39,800円(3,980ポイント還元)だったので、取り寄せで購入。
ということで、デジカメ「SONY α5100」とレンズ「SIGMA 56mm F1.4」を購入。
以下、SDカード以外はヨドバシカメラで購入。ヨドバシは税込で10%ポイント還元。NDフィルターをレンズ保護用として常用。
- デジカメ SONY α5100(39,800円)
- レンズ SIGMA 56mm F1.4 DC DN(42,500円:カメラ本体と合わせて購入ということで、2,000円程度値引き)
- SONY リストストラップ STP-WS2(1,630円)
- フィルター Kenko PRO1D Lotus ND4 55mm(4,650円)
- 液晶保護フィルム Kenko KLPM-SA6400(1,080円)
- SanDisk 64GB Extreme PRO UHS-I SDXC 170MB/s SDSDXXY-064G 海外パッケージ品(2,380円)アマゾン(秋葉Direct)
【レビュー:LUMIX GM1+42.5mm/F1.7との比較】
サイズ的には、α5100+SIGMA 56mm F1.4の組み合わせの方が大きい。だが、大きなポケットなら簡単に入る。以下の写真はフィルターやステップアップリングがついた状態。
重さの比較では、α5100の組み合わせの方が200gも重いが、APS-Cで明るいレンズとの組み合わせなので仕方ない。持った感じではレンズ部分がずっしり重く感じる。
レンズの最短撮影距離は以下。
ボケ量は、有効口径で決まる。有効口径が大きい方がボケ量が大きい。有効口径の計算式(有効口径(mm) =[実]焦点距離(mm) ÷ F値)。
α5100を使ってみての印象。
- 物理的なボタンやダイヤルが少なく操作性が悪い。
- 撮影モードダイヤルがない。
- カスタムキー設定が5つしかできない。(撮影モードに1つ使うと残り4つ。MOVIE(動画)ボタンもカスタムキー設定の対象にして欲しかった。)
- RX100M6のようなFn(ファンクション)ボタンがない。
- 撮影モード、露出補正、ドライブモード、フォーカスモード、フォーカスエリア、ホワイトバランス、ISO感度、クリエイティブスタイル、ピクチャーエフェクト等を2アクションで設定したいがFnボタンがないので、カスタムキーで5つを選んで設定するしかない。
- 液晶モニターはGM1に比べて見づらい。(モニターの明るさを上げることで少し改善する)
- シャッター音が大きくてうるさい。
- タッチフォーカスは思い通りの場所にピント合わせができない事が多い。フォーカスエリアが拡がったり、すぐにリセットされる。シングルAFに設定していても、コンティニュアスAFのような動作をする。コンティニュアスAFの時だけ動作するはずのロックオンAFが作動する。
【後日追記】設定で「中央ボタン押しロックオンAF:切」にすれば、問題解決。 - オートフォーカスが遅い。 【後日追記】↑ の設定をすれば、風景など動きのないものの撮影には十分な速さ。
- カメラ本体もレンズも手ブレ補正がないが、SIGMA 56mm F1.4を使う場合に限定すれば、日中の屋外ではあまり支障は感じない。
- 本体にズームレバーがある。単焦点レンズでも、画質劣化の少ない「全画素超解像ズーム」で2倍までズームできる。
- 約180度チルト式液晶。
- 注:設定で「オートフレーミング:切」にしないと余分な拡大画像が書き込まれる。
- 電池残量が%表示されるのは分かりやすい。
α5100は、上記のような設定をすることで、スナップ撮影には満足できるレベル。ただ、液晶モニターはGM1に比べて、かなり見づらい。GM1は、コンパクトさに加えて、当時として手抜きのない素晴らしい作りのカメラだったと、改めて感じる。
【SONY α5100+SIGMA 56mm F1.4 試し撮り at 神戸元町】
「SONY α5100+SIGMA 56mm F1.4」と「LUMIX GM1+42.5mm/F1.7」で撮り比べをしてみた。絞りは、α5100がF1.4、GM1がF1.7の絞り開放で撮影。場所は神戸元町。
焦点距離は、35mm判換算でそれぞれ84mmと85mmでほとんど同じだが、α5100はASP-C、GM1はフォーサーズなので、標準のアスペクト比が違う。
以下の画像は、α5100は1086 x 724(786,264)に、GM1は1024 x 768(786,432)に縮小している。
SIGMA 56mm F1.4の方がLUMIX 42.5mm/F1.7よりセンサーサイズが大きいし、絞りがF1.4なので、明らかにボケが大きく、やわらかい。が、想像していたほどの違いではない。
SIGMA 56mm F1.4は良いレンズだと思うが、LUMIX 42.5mm/F1.7も改めて良いレンズだと思う。
以下、α5100+SIGMA 56mm F1.4で撮影した写真。全てF1.4開放。
(↓)フォトヨドバシの実写レビュー
(↓)翌日、大阪空堀商店街と心斎橋で試し撮り。