晴歩雨描

晴れた日は外に出て歩き、雨の日は部屋で絵を描く

HUAWEI Mate 20 Pro購入。カメラ機能レビュー、ソニーDSC-RX100M6と比較。

スマホは、HUAWEI P10 Plusが壊れてからASUS ZenFone Max Pro (M2)を使っていたが、カメラが貧弱なので買い替えを検討した。

焦点距離20mm以下の超広角が使える機種が欲しい。SIMフリーAndroid端末で探すと、現状ではHUAWEI が最有力。

先日、「HUAWEI Mate 30 Pro ベースのデジカメ専用機が欲しい。」という記事を書いた。

Mate 30 Pro自体は、GoogleアプリやGoogle Playが搭載されないので、スマホとしては購入対象外。今後HUAWEIの製品にはGoogleアプリが搭載される可能性が低いことを考慮すると、今買える機種をとりあえず買っておきたい。HUAWEIでカメラ画質が期待できる販売中の機種は「P30」か「Mate 20 Pro」。ヨドバシで「Mate 20 Pro」が9月27日に大幅値下げになったので、思わず購入。(税込)78,890円。7,889ポイント還元。(後日追記:10月1日に、ヨドバシ.comの価格が99,620円、9,962ポイント還元に大幅値上がりした。)

f:id:art2nd:20190928104955j:plain

【ディスプレイ】

  • OLED(有機EL)、6.39インチ、3120 x 1440。「スマート解像度」に設定していると、省電力のため2340 x 1080になる。2340 x 1080でも十分にきれい。アイコンが1画面に、5 x 6個並べられるのは嬉しい。
  • 左右が湾曲したエッジディスプレイ:慣れの問題かもしれないが、端が見づらい。周辺の光線の角度によってエッジ部分が光る時がある。端をタッチしづらい。
  • HUAWEIでは、保護フィルムが最初から貼ってあることが多いが、エッジディスプレイのためか、保護フィルムが貼ってない。

【ディスプレイ保護フイルム】
   ディスプレイ保護フイルムは3種類試した。

【アウトカメラ】

  • 16mm F2.2 20MP
  • 27mm F1.8 40MP
  • 80mm F2.4 8MP
  • ToFセンサー
  • 最短撮影距離:2.5cm
  • ISO最大:102400

【インカメラ】

  • 26mm F2.0 24MP。もう少し広角の方がうれしい。音量ボタンがカメラシャッターとして使えるので、アウトカメラの16mmを自撮りに使う手もある。

【CPU】

  • Kirin 980 オクタコア / デュアルNPU / Mali-G76 10コアGPU
    全体的に動きがなめらか。全くストレスを感じない。

【バッテリー】

  • 4200mAh。バッテリーの減り方は早い。通常の使い方では1日は持つと思うが...。超高速充電。

【メモリ】

  • 6 GB RAM / 128 GB ROM。十分。

【外部メモリ】

  • microSDではなく独自規格のNM Card。残念。

【ケース】

指紋認証

  • ディスプレイ内認証。反応が遅い。認識率が低い。

【顔認証】

  • 速い。瞬時に反応する。設定の[スマートアシスト]→[モーションコントロール]→[持ち上げる]→[端末起動]がオンになっていると、不必要に端末が起動される。これをオフにして電源スイッチをオンにした時のみ顔認証が反応するようにして使っている。

【防水防塵】

  • IP68。スマホとして最高レベル。水没にも耐えられるらしい。

【ユーザーインタフェース】

【カメラ機能テスト】

カメラの解像度は設定で次から選択できる。

  • [4:3] 40MP
  • [4:3] 10MP (初期設定)
  • [1:1] 7MP
  • [18.8:9] 6MP

初期設定の10MPで撮影すると、以下のようになる。

16mmの広角は20MPのまま。1xと広角の中間でも20MPになる。デジタル処理で高画素化しているということか。余計な高画素化は不要。すべて10MPで統一して欲しい。

80mmのレンズは8MPのはずだが、倍率を3倍(81mm)、5倍(135mm)にしても10MPになる。これもデジタル処理で高画素化していると思われる。

HUAWEIスマホでは、撮影時のスマホの縦横位置情報をEXIFに書き込む方式ではなく、写真画像そのものが撮影時の向きに回転されているので、ブログなどにアップする場合、写真の回転といった作業が不要。これは、カメラメーカーも含めて見習ってほしい。

1インチセンサーのデジカメ「ソニー DSC-RX100M6」と比較したみた。撮影は全て手持ち。

※ サンプル画像は、Mate 20 Proは1024 x 768(アスペクト比4:3)、RX100M6は1024 x 682(アスペクト比3:2)にそれぞれ縮小している。縮小時に鮮鋭化しているのでオリジナル画質とは若干違う。

【画質比較】

Mate 20 Pro(27mm)とRX100M6(28mm)で比較。Mate 20 Proの画質はそこそこと思われるが、Mate 20 Proは全般的に彩度高めの派手目の画質になる。

f:id:art2nd:20190929215509j:plain
f:id:art2nd:20190929215513j:plain
左=Mate 20 Pro(27mm):右=RX100M6(28mm)

以下の写真ではMate 20 Pro(27mm)はかなり暗い印象になった。更にMate 20 Proの写真の空の色がおかしい。まだら模様になっている。こんな空ではなかった。

f:id:art2nd:20190929225327j:plain
f:id:art2nd:20190929225337j:plain
左=Mate 20 Pro(27mm) : 右=RX100M6(28mm)

【超広角の画角】

それぞれ、最広角の画角で比較。Mate 20 Pro(16mm)とRX100M6(24mm)で比較。Mate 20 Proはかなりワイドに撮れる。

f:id:art2nd:20190929220935j:plain
f:id:art2nd:20190929220937j:plain
左=Mate 20 Pro(16mm) : 右=RX100M6(24mm)

下のMate 20 Pro(16mm)の写真の空の色もまだら模様になっている。レンズの問題ではなく画像処理の問題と思われる。

f:id:art2nd:20190929224756j:plain
f:id:art2nd:20190929224802j:plain
左=Mate 20 Pro(16mm) : 右=RX100M6(24mm)

【望遠域の画質】

焦点距離135mmで比較。Mate 20 Proは光学レンズは80mmまでなのでデジタルズーム。RX100M6の画質には及ばない。

f:id:art2nd:20190929221704j:plain
f:id:art2nd:20190929221709j:plain
左=Mate 20 Pro(135mm) : 右=RX100M6(135mm)

下のMate 20 Pro(135mm)の色は実際とかなり違う。RX100M6の方が実際の色に近い。

f:id:art2nd:20190929230258j:plain
f:id:art2nd:20190929230301j:plain
左=Mate 20 Pro(135mm) : 右=RX100M6(135m)

【色の傾向】

Mate 20 Proは、全体的に彩度高めの画質になるが、マスターAIが有効だと更に彩度高めになる傾向がある。下の写真の右側はマスターAIで紅葉と判断されてかなり鮮やかに加工されている。

f:id:art2nd:20190929222749j:plain
f:id:art2nd:20190929222758j:plain
左=マスターAIなし : 右=マスターAIあり

【ワイドアパーチャによるボケ】

ワイドアパーチャによるボケは、P10 Plusに比べて自然になった気がするが、違和感を感じるものもある。光のボケがきれいな玉ボケになっている。

f:id:art2nd:20190929224038j:plain
f:id:art2nd:20190929224041j:plain
ワイドアパーチャによるボケ(焦点距離:27mm)

【スーパーマクロ】

スーパーマクロで、2.5cmまで近づける。これはうれしい。

f:id:art2nd:20190930092448j:plain
f:id:art2nd:20190930092452j:plain
左=スーパーマクロ(60mm) : 右=スーパーマクロ(81m)

【夜景モード】

夜景モードで撮影。RX100M6は手持ち夜景モード。(RX100M6の普通の夜景モードは三脚を使わないとかなりブレた写真になる。)

f:id:art2nd:20191001210843j:plain
f:id:art2nd:20191001210847j:plain
左=Mate 20 Pro(27mm,ISO-640,4秒) : 右=RX100M6(28mm,ISO-800,1/15秒)

Mate 20 Proは、手持ちでシャッター速度が4秒だが、ほとんどブレもなく、暗い部分も明るくきれいに撮れている。明るい部分もあまり白飛びしていない。RX100M6の手持ち夜景モードでは、シャッター速度1/15秒になり、ブレは少ないがかなり暗い写真になった。

灯りの少ない暗いところでも撮影した。

f:id:art2nd:20191001211625j:plain
f:id:art2nd:20191001211635j:plain
左=Mate 20 Pro(27mm,ISO-2500,5秒) : 右=RX100M6(28mm,ISO-2000,1/8秒)

Mate 20 Proは、ISO-2500でシャッター速度が5秒で、かなり明るい感じになった。明るすぎるとも言える。夕日か何かが当たっているような明るさだが、実際はかなり暗い場所。RX100M6は、ISO-2000でシャッター速度1/8秒でかなり暗い。人間の眼で見る明るさに近いのはRX100M6。Mate 20 Proは4,5秒の撮影途中で再度シャッターを押すことでシャッター速度を短くすることができる。ISOとシャッター速度をマニュアルで調整も可能。

Mate 20 Proの夜景モードは、シャッター速度が4,5秒になるが、手持ちで撮影しても、ほとんどブレが発生していない。しかも、解像度は2736 x 3648 (10MP) のまま。恐るべし。

【まとめ ?】

ワイドアパーチャも進化しているとは思うが、光学レンズのボケのレベルには達していない。ただ、コンデジでここまでのボケを出すこと自体が難しいので、ポートレート撮影等には使えそう。

夜景モードは、シャッター速度がかなり長いのに手持ちでもブレがほとんどなく、明るめの写真が撮れる。

16mmの超広角というコンデジにはない焦点距離が一番の魅力。

Mate 20 Proの画質は、そこそこという気もするが、色がかなり彩度高めになったり、暗くなったり、撮影条件によってはまだら模様が発生したり、画像処理のやりすぎ感がある。前に使っていたHUAWEI P10 Plusの方が、もっと自然な色合いだったと思う。

【後日追記】その後撮った写真でも、デジカメで撮った写真と比べて不自然に彩度が高かったり、露出が大きくアンダーになったり、絵具を塗ったようなベッタリとした平面的な画像になるものが多数。P10 Plusの方が画質は素直だったように思う。Mate 20 Proのカメラの画質は、期待したものとは違う。

画質や操作性を含めた総合力では、まだコンデジを置きかえるところまではいかない。だが、コンデジでは撮れない写真(ボケ、夜景、超広角)が撮れるのは嬉しい。このボケや(手持ち)夜景は大型センサーカメラでも撮るのは難しい。16mmの超広角もそれなりのレンズが必要。

16mm超広角とワイドアパーチャのテストは以下。