現在使っているパソコンを購入して5年以上経つので、HDDとSSDの健康診断をしてみた。
【CrystalDiskInfo】
まず、ツール「CrystalDiskInfo」を使った。CrystalDiskInfoは以下からダウンロードした。
実行結果は以下。
※ SSDの「E9:メディア消耗指数」が、後に出てくるHWiNFOの「Drive Remaining Life」や、SSDLifeの「健康状態」と同じものらしい。
CドライブがSSD、DドライブがHDD。どちらも正常と表示された。
SSDとHDDの使用時間が大きく違うのが理解できない。
SSD「Model : INTEL SSDSC2BW240A4」のTBW(Tera Byte Written)は公表されていないようだが、
の12/27ページに、
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Minimum Useful Life/Endurance Rating
The SSD will have a minimum useful life based on atypical client workload
assuming up to 20 GB of host writes per day
Value: 5 years
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と書かれていることからすると、20GB x 365日 x 5年 = 36,500GB = 36.5TBWか?
https://www.arcbrain.jp/support/NVM_Express/Prohibited_acts/
によれば、「個人ユーザー向け製品の場合は、土日は使用しないということを前提で計算する」らしいので、20GB x 260日 x 5年 = 26,000GB = 26TBW。
いずれにしろ、SSDの総書込量(ホスト):11,749GBとの比較で良いとすれば、まだ寿命に余裕があると考えて良いのかもしれない。
【HWiNFO】
パソコンのハードウェアの情報を詳細に表示してくれる「HWiNFO」も使ってみた。
HWiNFOの
- メニュー[Monitoring]→[Sensor Status]
を見ると、SSD の S.M.A.R.T.(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)欄の「Drive Remaining Life」が「94%」となっているので、まだ大丈夫ということか?
この数値が急に下がったら危ないらしい。
【SSDLife】
SSDの寿命予測をしてくれる「SSDLife」も使ってみた。
※ パソコンを買いなおして「SSDLife」を使ったら、「SSDが検出できない」というエラーが出て使えなかった。
健康状態が94%。HWiNFOの「Drive Remaining Life」と同じ数字。
寿命予測、8年9月1日。
【耐久性テスト】
下の「インテルSSD 530シリーズ 120GB 耐久性テスト」によれば、338TB程度は書き込めるらしい。現在の総書込量(NAND)61TBとの比較で計算して、あと20年ぐらいは大丈夫ということか。
ただ、上記の診断ツールを使って定期的にチェックして、健康状態の数値が急に下がりだしたら、要注意。
【SSDの寿命を延ばす対策】
SSDは書き込み量による寿命があるらしいので、なるべく書き込み量を減らすために、2つの事をやってみた。参考にしたのは以下のページ。
なお、デフラグか必要かどうかは様々な意見があるようだ。
【デフラグを無効にする】
- コンピューターを開いてSSDを右クリックして「プロパティ」を選択。
- 「ツール」の「最適化」を選択。
- 「最適化のスケジュール」をオフにする。
【仮想メモリのページングファイルをDドライブのHDDに変更】
- コンピューターを右クリックして「プロパティ」を選択。
- 「システムの詳細設定」を選択。
- 「パフォーマンス」を選択。
- 「パフォーマンス」の「詳細設定」を選択。
- 「仮想メモリ」を開く。
- Cドライブを「ページファイルなし」に変更し、Dドライブを「システム管理サイズ」に設定。
※ TBWについて。
※ 2021年時点でのSSD製品は、TBWが300TBW以上が普通で、製品によっては1000TBW以上のものもある模様。