晴歩雨描

晴れた日は外に出て歩き、雨の日は部屋で絵を描く

「Image Composite Editor」を使って、ワイコンなしで超広角写真を作る。

複数の画像を合成してパノラマ写真を作れるMicrosoft「Image Composite Editor」を試してみた。

最近のデジカメは、パノラマ写真を撮る機能をだいたい持っている。ただ、パノラマ写真は横に長いだけの写真。

横だけでなく、縦方向も併せて、画角の大きな写真を撮るためには、超広角レンズを使うか、ワイドコンバージョンレンズを使う必要がある。

「Image Composite Editor」は、撮影範囲をずらした複数の写真を放り込むだけで、自動的に合成して超広角な写真を作ってくれる。処理時間も結構早い。

これで、超広角レンズやワイドコンバージョンレンズは不要になるかも(?)。

Microsoft「Image Composite Editor」は、次のサイトからダウンロードしてインストールする。

使い方はとても簡単。

1.ソフトを起動して、左上メニュー「New Panorama From Images」をクリックし、合成したい画像ファイルを選択する。

または、起動後の画面に画像ファイルをまとめて直接ドラッグ&ドロップする。

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次のような「IMPORT」画面に切り替わる。

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2.「STITCH」に進む。画像の調整が必要であれば、右側のProjectionメニューを選んで調整することもできる。

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3.「CROP」に進む。ここで必要に応じてトリミングする。

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4.「EXPORT」に進む。右下の「Export disk...」を押して、出来上がった写真を保存する。

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上記手順は、戻ることもできる。戻って調整し直して別画像として保存することもできる。

今回試した元画像は、次の6枚の写真。焦点距離25mmで撮影。解像度は4000×3000。カメラは手持ちでかなり適当に位置をずらして撮影。元画像の枚数制限とかは無さそう。9枚とか12枚とかにすれば、更にワイドな写真が出来上がる。

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合成して出来上がった写真が次。ワイド感が少ない題材だったかもしれないが、違和感のない自然な写真に仕上がっている。出来上がった写真の解像度は、5942×4376ピクセル。CROPする前は9216×4924ピクセル。このソフトを使えば超高解像度の写真を作ることもできそう。

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同じ場所で広角25mmで撮影した写真が以下。これと比べると、上の写真がかなり広角になっているのが分かる。

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↓「Image Composite Editor」による他の作例。